2021.05.20
『遠州織物』をご存知ですか?
今回はフォトローグで取り扱っているHUISの生地を紹介したいと思います。
遠州地方は古くから綿花の産地として栄えてきました。
江戸時代に綿花を栽培する農家が自給自足で始めた手機による綿織物が「遠州木綿」です。
“糸”から“生地”になるまでの生産工程は高度に分業化し、現在でも昔ながらの織機(しょっき)と熟練した職人の手によってすべての工程がこの地域の中で行われています。
織機(しょっき)とは生地を織るための機械で、 遠州織物で使われるのは「よこ糸を通すためのシャトルがある“シャトル織機”」です。
近年は高速で仕上げるシャトルレス織機生産で表面が均一的なツルツルとした仕上がりになるものが多い中、遠州織物はゆっくりと時間を掛けて織ることで、表面に凹凸感のあるふっくらとしてあたたか味のある風合いの生地が生まれるのです。
これが『遠州織物』です。
HUISのコンセプトである「歴史ある産地で昔ながらの機械によって丁寧に織られるその豊かな生地をありのままに使用したシンプルな衣服」はフォトローグのアンティークスタジオの雰囲気にもとてもよく合うため、お貸しする衣装としても使ってるんですよ。
フォトローグのHUIS、一度袖を通して良さを感じて頂けたらと思います。